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死ぬかと思った~赤岳登頂

Posted on 10月 5, 2009

こんばんは。荒濱です。

最近、すっかりアウトドアづいている私ですが。。。

先週金・土にかけて、八ヶ岳の主峰・赤岳(2899m)に登ってきました!
8月の富士山以来の登山です。

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しかしこれが、ホントやばかった。。。
マジで死ぬかと思いました。

金曜日の午後、打ち合わせを1本済ませて、
その足で車に乗り込み、いざ赤岳へ!
相棒は今回もカナダ人・スティーブです。

登山口についたのはすでに夕方5時半過ぎ。
そこからテント場のある山小屋目指して歩き始めたのですが。。。
これがまず、怖かったのなんのって!

1時間もたたないうちに日はとっぷり暮れ、
あたりは完全に真っ暗闇。
降りしきる雨の中、ヘッドランプの明かりを頼りに歩いていきます。
熊でも出てきたらどうしようと気が気でありません。

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途中、何度も急流を渡り、
靴の中までぐっしょり。

2時間ほど歩いてようやく目的の山小屋に到着しました。

テントを張って潜り込み、ほっとしたのもつかの間、
思いもしなかった問題が!

なんと、完全防水の袋に入れてあったはずのダウンの寝袋が、
びちょびちょに濡れているのです!
これじゃ寝られない!

仕方なく、ダウンジャケットを着込んで、
さらに横に寝ているスティーブの寝袋にも半分入れさせてもらい、
寝ようとしたのですが、これが寒い寒い!
凍死する人の苦しさがよくわかります。

寝たんだか寝てないんだかわからない一夜を過ごし、
日の出を迎えた時には、「助かった。。。」と心から安堵しました。
(まあ、ホントに死にそうになったら、山小屋に駆け込めばいいんですけどね)

そしていよいよ、赤岳頂上目指して出発!
これがまたすごかった!
ちょっと歩くと、クサリの張ってある岩場の連続!

見てください! この急斜面を!
落っこちたら、まず命はありません。

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慎重に慎重に進んでいき、頂上に到達。
いや~、しんどかっただけにこの爽快感は格別ですな。

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しばらく頂上で休んでいると、
精悍な青年が1人、登ってきます。

挨拶を交わした後、ふと彼のほうを見てみると、
なんと、凍えるような寒さの中、パンツ一丁になっているではないですか!
しかもパンツのお尻には大きく「ドS」の文字が!
頼まれて、記念撮影のシャッターを押してあげました。

話を聞いてみると、なんとその方、
沖縄から自転車で1年半かけて日本一周中のライフセーバーで、
その途中、山に登ってはその格好で記念写真を撮っているとのこと。
麓からたったの2時間で頂上まで走って登ってきたと聞き、またビックリ!
世の中にはとんでもない人がいるもんだなあと。

テント場まで戻って一服。
本当はもう一泊して、翌朝、下山するつもりだったのですが、
寝袋が全然乾いていない。。。
もう一晩、冷凍地獄を味わうのはちょっと耐えられそうになかったし、
帰ってから急ぎでやらなくてはならない仕事があったこともあり、
予定を変更してその日のうちに下山することにしました。
そのうちにまたとっぷり日が暮れてきて。。。
登山口に到着した時には、完全に疲労困憊でした。

しんどかったですけど、終わってみれば最高に楽しかったです。
今年は多分、泊まりでの山登りはもう終了。
今から来年の春が待ち遠しいです。

で、今回の山行中、
植村直己の名著
『青春を山に賭けて』
青春を山に賭けて (文春文庫)
を再読していたところ、
強烈に印象に残る一節がありました。

ケニヤ山単独登山に向かった植村は、
現地の警察署の人に危険だから止めるように説得され、
迷いに迷ったあげく、登山を決行。
無事、登頂を果たしてから、こう振り返ります。

「親切な人たちだったが、もしこの警察署の人たちの警告にしたがっていたら、
私は、登山ができなかった。
もちろん単独の登山は、無謀にひとしいほど危険がつきまとっている。
人の意見も、とうぜん重視しなければならないが、
その意見にしたがってばかりいては何もできない。
人にいわれてやめるのではなく、
自分で実際に直面して肌で感じとり、
それでできないと思ったらやめ、
できると思ったらやるべきではないか」

何かを始めようと思ったらリスクを取らなくてはならないこと、
リスクを取るか取らないかの判断は、人任せにせずに自分で下さなくてはならないことは、
山登りでも、人生でも同じことですね。

それにしても、植村直己は凄いなあ。。。

ではまた!

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